対人援助の考え方の変遷

援助者とクライエントの関係

福祉分野では、援助を必要としているクライエントと援助者という関係性があります。
同じ制度があったとしても援助者のクライエントに対するアプローチは様々。ですが、援助者とクライエントとの関係は相談援助の結果に影響することが多くの研究で明らかになっています。
よって、クライエントとの関係性がまず土台にあっての援助ということを常に念頭に置く必要があります。

対人援助の考え方の変遷

対人援助の考え方はクライエントの捉え方によってアプローチが変わり、時代によって変遷してきました。

〇1960年代
クライエントを環境に適応させることが重要視されたため、環境に適応させるための精神分析的アプローチが盛んに。

〇1970年代
「クライエントが抱える問題はその人自身に問題がある」という捉え方がされ、クライエントの原因を除去することが目的に。そのため、ソーシャルワーカーはクライエントを指導・教育するという立場が重視された。

〇1980年代以降
ソーシャルワーカーのみでなく、クライエントを取り巻く関係者が協働するという視点が生まれた。援助関係は「ソーシャルワーカー・クライエント」という1対1の関係から、クライエントや家族、地域や関係機関の担当者など、様々な人々と協働関係を構築するものとして捉えられるようになる。

今は1対1の関係ではなく、クライエントを取り巻く家族、友達、地域、関係機関の担当者など、様々な人々との関わりがあって援助関係を構築していくことが重要視されています。

ケースカンファレンスなど様々な関係機関が一堂に会して情報共有することの重要性を実感するところです。

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